補足情報
テニスの起源
テニスの起こりとなる数人が集まり球を打ち合う行為は紀元前のエジプトから始まりました。エジプトにはその様子を描いた壁画が残されており、宗教的な意味を持っていたようです。
現代のテニスの直接の原型が誕生したのは11~12世紀。フランス修道院の回廊で貴族が手のひらや手袋を使って球の打ち合いを楽しんだのが始まりです。14世紀のフランス王ルイ10世もこのゲームの愛好者で、試合に負けまいと全力を尽くしたあまり身体を壊したとする詩が残っています。16世紀になるとテニスは更に盛んに行われるようになり、ジュドポーム(手のひらを使ったゲーム)と呼ばれ王宮貴族の遊戯として定着するようになります。その後、初めて国際試合が行われたのは1505年。それ以降各地でコートが建設され、本格的に対戦目的のゲームとして普及していきました。
日本でのテニスの始まりは??
日本にテニスを伝えたのはアメリカ人教師のリーランドです。1878年に文部省が体育の教員を養成する際いい指導方法はないかと考えていたところ、テニスを紹介されたのが始まりだといわれています。また同年には横浜・山手公園に外国人慰留者のためのクラブとコートが誕生し、テニスが人々に認知され始めてゆきました。
その後現在の筑波大学、元東京高等師範学校でローンテニス部が発足しましたが、用具の準備が困難だったためゴムマリを使った日本独自の軟式テニスへと発達していったそうです。
ここでプチ情報をご紹介、テニスの語源
【テニス】・・イギリスの詩人ジョン・ガウワーが1339年に著した「平和を讃えて」の詩の中に「Tenetz」というスペルが出ており、これがテニスの語源ではないかと言われています。
【ラケット】・・ラテン語で「手首・足首」の意味の「Rachete」からイタリア語のRachettaが誕生しました。またアラビア語のRacketsは「手のひら」の意味です。
【ローンテニス】・・ローンは「芝生」という意味の英語Lawnのことです。ウイングフィールド少佐がテニスを広めた際、芝生のコートが使われたことが由来となっています。
【サーブ(サービス)】・・中世でレシーバーにあたる人の従者がはじめの一球を屋根に打ち上げたことから、「従者」servantが主人に行う行為「サービス」Serviceに転じて呼ぶようになりました。
さいごに...
私も一時期、テニスにはまったことがあります。というのも一緒にやってくれる人がいたから出来たんですね。
テニスをするには、場所・人・時間が必要です。
が、まずは始める前にキチンと準備運動をしてから身体を痛めないように気をつけてくださいね!!
よい『スポーツの秋』を